今回も本番開演前のウェルカムコンサートをロビーで開いていて、自分が会場に着いた時にはFF11のセルビナの曲とか演奏していました。くっそーもっと早く来ればよかった。
開演時間が近付いたので座席に座ります。開演15分前の時点で2000人収容のホールに客入りは6~7割と言ったところか。夏コミと同じ日じゃこんなもんかな。と思っていたら開演3分前には満席(´∀`)ノ みんな好きねぇ。
自分の席は1階6列目のほぼかぶりつき。でもここだと後ろの方の演者が見辛いっ。前回座った2階席って全体を見渡せて結構良い場所だったんだなあ。3年前にともゑさんが絶賛していた意味がやっと分かりました。今かよ。
演奏プログラムはこう。
【第一部】 Liberi Fatali(FF8) Shadow Lord~Awakening(FF11) 戦闘シーン(FF1)~戦闘シーン1(FF2)~戦闘シーン2(FF2) ~バトル1(FF3)~バトル2(FF3)~最後の死闘(FF3)
【第二部】 「交響組曲 FINAL FANTASY V」より メインテーマ オープニング 4つの心~ダンジョン~バトル1 街のテーマ~ハーヴェスト 銀嶺を行く~レナのテーマ 火力船~古代図書館~ムジカマキーナ はるかなる故郷~想い出のオルゴール
【第三部】 未知なる大地~ビッグブリッヂの死闘~大森林の伝説 ~覇王エクスデス~離愁 新しき世界 虚空への前奏曲~光を求めて~バトル2 暁の戦士~決戦~最後の闘い 静寂の彼方~親愛なる友へ ~ファイナルファンタジー~エンドタイトル
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しかし随所に隠しプログラムが入っていて、プログラムを予習していればいる程新鮮な驚きを味わえる仕組みに。
第一部はFF5以外の曲で構成されていて、まずはLiberi Fatali(FF8)で始まり次がFF11からShadow LordとAwakening。闇王復活シーンの曲から戦闘へと繋がって行くのが良いなあ。あっ、闇王倒した後の曲も演奏してる。好きでやっているのが伝わってきます。
その次は第一部の締めくくりでFF1から3までのバトル曲を一挙メドレーという、血圧計がぶっ壊れそうなラインナップ。指揮の志村さんも「完全燃焼します」と宣言。ま、まだ早いっすよ。
この中ではFF3のバトル2が特に好きで、まさかこの曲をオーケストラで聞く事ができる日が来ようとは。生唾ごっくん。欲を言えば曲が二巡目に入る瞬間が好きなので二巡して欲しかった。
休憩挟んで第二部はいよいよFF5の楽曲。
軽快なメインテーマとそれに続く澄んだ音色で始まるオープニング。
再現度の高いアレンジで、レナがタイクーン王を見送る場面(サントラで言うと1:30ぐらい)がもう、ぶわっと脳裏に蘇ってきて泣きそうになっちゃいました。直後にピアノで奏でられる「風が…止まった…」の音も、そう来たかと呻る再現度。もうフラッシュバックしまくりよ。
次は 4つの心~ダンジョン~バトル1。
颯爽としたフィールド音楽とダンジョンの曲で緩急が付き、再び勢いのあるバトル曲。そしてバトルが終わり隠し演目で奏でられたのが…『レクイエム』。
死んだがな(´∀`;)
街のテーマ ~ ハーヴェスト。
ハーヴェストはオーケストラに加えてコーラスの方々の手拍子も入り、収穫祭っぷりがパワーアップしてた。どこかの村祭りでこの曲使ってくれい。
『銀嶺を行く』は、サントラで言うと42秒目ぐらいのアレ『しゅうぇ~ん、とぅうぇ~ん、しょうぇ~んうぇんうぇ~ん♪(わかるよねっ)』がガッツリ再現されていて、演奏してる方々も恍惚の表情を浮かべてました。
ゲーム曲のオーケストラアレンジと言うと原形を留めない様なアレンジを聞かされる事も多々ある中、有志の楽団様各位は"再現性"を追及している事が多くて良いですね。
「こっちは『豊かな才能により生まれ変わったゲーム音楽』じゃなくて、ゲーム音源をオケ変換した『だけ』の曲が聞きたいんだよ!」
という、商業ベース、公式アレンジのゲーム音楽CDを聞くたびに抱く、熱い思いを具現化してくれました。
『銀嶺を行く』から『レナのテーマ』に移るのも話の流れを重んじた曲順でいいなー。
続いては 火力船~古代図書館~ムジカマキーナ。
パンフレットに『古代図書館には別の曲が混じってる』って書かれていたけど何の曲か分かりませんでした。分かった方教えてください。というか読み違えてムジカマキーナの時に注意して聞き取ろうとしてました(バカ)。
はるかなる故郷~想い出のオルゴール。
ここでもゲーム内の流れを重んじて、『思い出のオルゴール』を演奏した後『はるかなる故郷』に戻るのがにくい演出。『はるかなる故郷』は「帰って来た」という気分になる穏やかな演奏だし、『思い出のオルゴール』は最初少ない音数でオルゴールを再現した後オーケストラ演奏になって、最後の方でまた音数が少なくなって行くのもあの場面に合っていてよろしゅうございました。
再び休憩を挟んで第三部、と、ここで問題が。何処かから小さなお子さんの声が聞こえて曲に集中できない。途中からは泣き出しちゃうし。一曲ごとに「オワッター?」おわってねえよ!
うーむリトルジャックの公式HPにも『親子席をご用意しました』のアナウンスはあるしこういう事もあるのだろう、とは思うんだけど放置しすぎ。親子で来る事前提ならお子様のそういった行動にも対処する目はあるのでは。具体的には観客席で騒ぐ者は成人だろうと子供だろうとつまみ出して欲しい。
とか考えてる間に楽曲はバトル2。そして再びビッグブリッヂの死闘ががが!パンフレットに「この光…お前たちには、わたさんぞ!」と書いてあるしこれはもう完全にネクロフォビア戦→ギルガメッシュ乱入の流れ。しかも一回目の演奏より遥かにパワーアップした体の演奏っぷり。
レベル上げ過ぎずにネクロフォビア戦に突入しておくと、20年経っても良い事が起こるんですのう。
ここで『暁の戦士』が入りその後『決戦』『最後の闘い』へ。このハイテンションラスボス曲を2曲連続で奏でる楽団の皆さんに感服します。
そして一連のエンディング曲、
静寂の彼方 ~親愛なる友へ ~ファイナルファンタジー ~エンドタイトル。
いやーまさか、エンドタイトルで獲得アビリティのパートを4巡から3巡に減らすとは思いませんでした。今までゲームの情景を思い浮かべながらオーケストラを聴いていたので「あれっ、バッツの分は?」と椅子からずり落ちそうに。気のせいでなければ同じくエンドタイトルで飛竜のパートも短かった気がする。それまでのオーケストラアレンジの再現性がずば抜けていたのでここだけ気になりました。
『FF5のエンディングにオーケストラ曲を乗せてみた』の脳内MADが完成しませんでした。
以上で全演目終了。とはならずにアンコール曲へ。
最初の曲は『ん?』やったーファリスのテーマだー(←勝手にそう呼んでる)。いやーすごく好きですこの曲。アレンジも良いし指揮者直々の『チーン』も良かった。
個人的にはタブーや伊勢崎町ブルースに並ぶ、催淫効果のある曲だと思います。うん、実にいやらしくていい。
続いて『マンボdeチョコボ』。コーラス隊の「ウッ!」も楽しげだし観客一同も手拍子での参加。いいねー。
FF5楽曲のラストは『ハーヴェスト』を再び。今度は観客も手拍子を練習してからの演奏参加。しかも左右両翼にパート分け。こちらは『タタッタッ、タタッタッ、タタッタタッタタッタタッ』の、タイプするだけでも難しい方のパートでした。しんどかったけど一日経った今ではもうサントラCDでハーヴェストを聴くだけで自動的に手拍子を鳴らしてしまう体に。あっちのパートの皆様もお疲れ様でした~。楽しかった。
(追記:いかん!本当のラス曲は片翼の天使だった。何故忘れた)
これにて本当にコンサートは終了。来年の演目はFF9だそうです。
FF9はクリアしたけど曲はOPの『いつか帰るところ』ぐらいしか憶えてない!でもこの一曲がすごく好きだし、コンサートの為にもう一度FF9プレイしておさらいしとこうかな。予定曲目見たらFF6の『蘇る緑』もあるし。って数ある楽曲の中から何故演奏時間が21分もあるこの一曲を選んだんだろう。そんなリトルジャックオーケストラが大好きです。
リトルジャックオーケストラ様の公式HPはこちら
http://www.littlejack.jpおまけ
今までに行ったコンサートのパンフレット。

真ん中が今回のリトルジャックオーケストラFF5コンサート、左が同じくリトルジャック2009年公演のFF6、右は夏コミ3日目に
いおりさんのサークルに伺ってお披露目する…予定だった(汗)、FF11公式コンサートヴァナコン11.11.11のクリアファイルセット。
いおりさん以前から約束してたのにごめん!今回どうしても行けない用事ができちゃって(まあ、コンサートの事なんですが)。レディとの約束を果たせなかった埋め合わせは必ず。
